愛の金額?



こんばんは。


8月に東京のイベントで知り合ったご年配のお客さん。


愛用していた杖が折れてしまったので直せないか?と相談されました。



折れたものを修理するのはわけなくできますが、、、、。



もちろんうちはそういう依頼は通常は受け付けてないし、杖に関する知識を有してるわけでもなく。

そのむねを伝えて、それでも構わないから何とか直して欲しいと言うので半分仕方なく受ける事にしました。



後日その折れた杖が宅配便で送られて来ました。


見てびっくりしました。


お世辞にも効果な品には見えなかったし、自分には古めかしくただ壊れた杖にしか見えませんでした。



修理代金を見積もってみるとそこそこな金額になるんです。

それなら新しいのを買ったほうがよいのではないか?とおもい見積金額を報告しました。


自分が期待した答えは『それなら新しいのを買うから結構です、、、、、』



ところが帰ってきた返事は『ありがとうございます。よろしくお願いします』


でした。


そのとたんに頭の中に浮かびました!この杖はきっとお客さんにとっては深い愛着があるものだと。

それは大切な人からの贈り物かも知れないしお金には変えられないその人なりの価値があるものだと。



受けたからには全力で直しました。



そして今日、きちんと梱包し発送しました。


お客さん!喜んでくれるといいなぁ(^^ゞ



(画像は一部加工しています)






2012年09月26日 Posted byワタル at 20:44 │Comments(2)

この記事へのコメント
愛着あるものと高価なものは違いますからねー
他人から見ればたいしたものでなくても当人には大事なものだし
愛着あるものはずーっと長く使用したいもんだし
買うのは簡単ですが手放したくない気持ちは遥かに大きいですから

動物も安いペットだからと粗末に扱う人いませんよね
値段の高い安いではないし
大事だから
大切だから
好きだから
必要だから
それに尽きるかなと


相手の方は喜んでいるでしょうねー(^∇^)/~♪
Posted by ガルダ at 2012年09月27日 00:56
★ガルダさんへ


こんばんは。コメントありがとうございます(^^ゞ


まったくそのとおりですね。


日々仕事に追われる中でついついお客さんの気持ちに配慮出来なくなっていました。


うちの専門の仕事ではありませんが修理とはそういった仕事なのかも知れませんね。


今回、もしかしたらそういう人生?のような事に少しでも携われたのは気持ちの部分で貴重な体験だったのかも知れませんf^_^;
Posted by ワタル at 2012年09月27日 18:30
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